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「腐っていくことやここからの眺め」2021

風景の断片をランダムに置いてみる。 すべてのことは終わってく方向に流れながら、循環していること。 綿毛が舞い、種が芽吹き、モノが腐っていく。雨、土が積もる。
流動的なことを眺めていたり、またはとどめようとする願い。
その中にある営み。
触れられないことと、触れ続けていること。
あらゆる関係性を想像してみる。
ここからの外の眺め。何か越しに見る何か。
進行形のすべてが連動している、どこにでもある風景。

私は普段花屋業で植物を扱っています。
咲いている花と、それを手折る事で介入する加減を、日々の仕事で問われます。
作品の素材は、普段の風景から採取し、触れていないものと、触れることの間で、向き合っている断片のようなものです。この世界にある些細な現象と、人の営み、その大らかな気配を感じていただけますように。

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