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土っ子
土を母体にして生まれ続けること。冬の間に枯れ込んだ原っぱに、再び青葉が芽生える。地上の風景を宿している土の、どろどろして、暗く無形の、混沌とした中から生まれつづける事を眺める場になればと思っています。
〈 空間の要素 : 言葉 + 植物の感触 + 現象 〉
「付随する言葉」
シカ・ツクシ。 二月の末頃には、春の陽気もあり、まだ寒い地面に小さい緑の草と、つくしが出ている。「あ、つくしが出ている」と思う。食べ物を探して鹿がうろついた痕跡。しっかりと消化された若草の結晶の、丸っこい糞が散らばっている。はじまりはまだ地表が 見えるほどの小さなもの。
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タネと水
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イネの苗の根っこ。どこまでも田んぼで蛙が鳴いている。
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チガヤ、アザミ、タンポポ、崩壊するガマの穂と水辺
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チガヤ、アザミ、タンポポ、崩壊するガマの穂、泥
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花の顔
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何度でも何度でも何度でも蜘蛛が巣をつくる。
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タンポポのある野原
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風景を縫う行為。空中、原っぱの地表の苔や枯れ草、若草、根っこ、土の層について
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四月。今年の庭にヨモギが流行っている。
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タイサンボクの雄しべ
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雑草
ヒメオドリコソウ、カラスノエンドウ、ナズナ、ヨモギ、ハコベ、スイバ...。におい、 形、または、どろどろ。
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草っこ
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本来は豪快に暴れるカイズカイブキが、丸や四角の中に整う風景。
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五月のチガヤ。綿毛が空中を飛び、茎に残る産毛、その両方が光に透ける。
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土壌シードバンク
土壌に埋土している種子が発芽能力を保ったまま幾年も休眠し、悪環境の時期を乗り越える術を持っている。今見えている草がすべてではない。
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思い出
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花瓶の花
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野原
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花 <ヒラドツツジ>
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